お世話になっております。ウミネコ岩間です。
リオハ(バハ)にあります、ボデガス・エスクデロより、2017年ビンテージリポートが届きました。
弊社で輸入してるのは
・ロゼのカバ、ベニート・エスクデロ・ロサード・ブルット(船の遅延で欠品中してしまいました。。。すいません)
・樽発酵、樽熟成の白ワイン、ソラール・デ・ベッケル・ブランコ(こちらは在庫あります!)
の2種類です。それでは、届いたビンテージリポートをどうぞ!
【天候と収穫量】
1年を通じて雨が少なく乾燥していた。
その為、40日間連続で雨が降らない地域があるなど、深刻な被害も出ているところもあった。
そのうえ、4月に欧州全体で起きた冷害で、つぼみが枯れる等の影響があり、欧州各国で葡萄の収穫量が大幅に落ち価格が高騰。
農産物にも大きな影響が出ている。
スペイン国内では、この乾燥と冷害の2つの影響で不作になり、ラマンチャの葡萄の価格が上がり、
リオハの価格帯まで近づく等、国内全体で葡萄の価格が上がっている。
リベラ・デル・ドゥエロ、リオハ・アラベサ、リオハ・アルタ等でも、収穫量が大幅に減少。
各ワイナリーはその対応に追われている。
一方、エスクデーロの畑のあるリオハ・バハでは、幸いにも、このような天候の影響が最小限であったため、
多少収穫量が減少したが、大きな影響は避けることができた。
いずれにしても、今年は1年を通じて天候に悩まされる年となった。
【収穫時期の天候】
例年は収穫時期に雨が降る影響で、収穫日時の変更、それに伴う作業時間の短縮等で
収穫に使える時間が短くなることも少なくなかったが、今年はうって変わって、この時期にしては珍しく雨が降らず、
天候はとても安定していた。
その為、収穫時間に余裕ができ、収穫の回数や収穫の作業時間を増やすことができ、
葡萄の出来栄えの見極めや手摘みに十分な時間を割くことができた。
【葡萄の出来栄え】
上記に説明のように、収穫量は若干落ちたが、収穫時期の安定した天候に恵まれ、
良質な葡萄の選別に時間をかけることができ、例年以上に健康的な葡萄の収穫ができた。
このような健康的な葡萄から造る熟成中のワインの出来栄えには、期待値も高く。
楽しみが増えた収穫になった。
ということでした。
今年の収穫については悪いニュースが多いような気がする中、
それほど深刻な被害ではないようで、、、少しホッとしました。
2017ビンテージがマーケットに出るのはもう少し先ですが
楽しみにしたいですね。
では年末も残りもう少し、
張り切ってワインを楽しみましょう!